gaugeでお選び頂いている革はすべて本革です。
革靴は時間と共に足の形に馴染みます。そしてメンテナンスをすることでより長くベストな状態を保つ事ができます。
長くご愛用頂くにはとても良い素材です。
革の種類や加工方法はとってもたくさんあります。
その中でもシンプルに、靴をお選びいただく際に知っておくと良いかも!な、ちょっとした革の種類のお話しです。
◇スムース
表面が滑らかな革。Smoothの意味のまま、シボや凹凸もありません。
汎用的に使われ、お手入れもしやすい素材です。牛革以外でもこの呼び方を使用します。
◇スエード
革の裏面(床面と呼びます)をサンドペーパーで起毛させだ素材。とても柔らかい素材なので足に馴染み易いです。
材料はシープ(=羊、画像右)とゴート(=山羊、画像左)が主だってパンプスには使われています。
シープの方が起毛した毛足がきめ細かく、ゴートの方がふわふわした感じです。
ゴートの方が繊維の密度が高めなので丈夫です。
因みに、きめ細かい小動物の革の裏面を細く滑らかに起毛させて繊細に仕上げたものがシルキーと呼びます。
また、動物の革の表面(銀面と呼びます)を起毛させた素材をヌバックとよびます。もともと毛足の無い部分にやすりをかけているので、きめ細やかな素材に仕上がります。
◇エナメル(パテント)
本革の表面にエナメル樹脂加工をしたもの。
つるっと光沢があり、多少の雨でしたら弾きます。パーティで履くパンプスやサンダルに使用されていたり、ダンスシューズにも使われます。
(画像右、ベージュ色)
◇ガラス
革の加工過程で表面を少し削ってから樹脂加工をしたもの。その削る際にガラス板(又はホーロー板)に張り付けるのでガラスと呼ばれています。エナメルに比べて丈夫で、落ち着いた光沢になります。
(画像左、カーキ色)
◇型押し
革の表面に高湿高圧のプレスで型を押して柄を作ったもの。
爬虫類やオーストリッチ等、柄も豊富です。
プレスをしているので革の繊維の密度が高くなります。
※gaugeではイタリア産レザーを使用したリザード型押しを2色追加致しました(画像右側)。
1足¥39,000(税抜き)でご紹介しております。
画像ではなかなか伝わらない質感は、Laboにてご確認下さいませ。
革毎に持っている風合いや加工の違いから、ご使用になる革によって仕上がりの雰囲気や履き心地が変わってくる事もなるほどなと思っていただけたら幸いです。
また、どんな靴種に何の動物の革が良く使われるか、というちょっとマニアックな事も知ると楽しいかなと思うのでまた後日投稿したいと思います。